[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~サラエボから再びベオグラード[メタルツアーも]
前日はかなり歩いて大変でしたが、サラエボの街を堪能しました。もちろんトータル約2日の滞在では市内を見つくしたとはとても言えないのですが、サラエボ独特のエキゾチックな雰囲気をたっぷり味わうことは出来たと思います。同時に見え隠れする過去も。
という事で今日は、飛行機で再びベオグラードに戻るのですが、時間までもうちょっとサラエボの空気を吸ってから戻りたいと思います。
↓前回のお話はこちら
[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~サラエボ編part2[メタルツアーも]
サラエボ旧市街もうちょっとまったり
ホステルをチェックアウトして、まずは昨日のライブが素敵だったMostar Sevdah ReunionのCDを買いに近くのお店へ。昨日は時間外っぽくて買いそびれたので、今日こそはと祈りつつ向かいます。
お店は奥まったところにあって、お目当てのCDは通りに面したショーケースに入ってて、タイミングよくお店の方と思しき人が出てきていたので、さっそく声かけます。
「こんちはー。あのショーケースの中のCD欲しいんスけど」みたいな。
お目当てはMostar Sevdah Reunionのだと伝えると、「あぁ有名なフォークバンドだね!15マルカか7.5ユーロだよ」って。
「そうそう、昨日やってたビアフェスのライブ見てきて、良かったので」とかなんとか少し話して無事ゲット。観光客慣れしてるのか、フレンドリーなおじさんでした。
CDはまたいつかご紹介したいと思います。
↑ベオグラード行きの飛行機は15時過ぎで、お昼頃までまだ時間があります。・・・がバックパック背負って遠くまで歩くのもキツイので、セビリ近くのカフェでまったりすることにします。今日も快晴ですが、日陰だと涼しい。写真は昨日ハイキングの後で飲んだフルーツティー。やっぱりどのフレーバーでもハズレなしの美味しさ。
↑全然時間あるので、さらにトルココーヒーを注文。2.5マルカで200円しないくらい。ここのカフェはメニューに、トルココーヒーと、ボスニアンコーヒーと別々に書かれていて、お店の人に違いを聞いてみると、コーヒーをお湯から淹れるか、水から淹れるかの違いなんだそう。(どっちがどっちだったか忘れてしまった><)
確かに、トルココーヒーの記事書いてるときに、手順調べてると水から淹れるかお湯から淹れるか2通りの説明を見た気がするので、そういう事なのかも。
ただ後でボスニアの英会話講師とこのことを話してると、「どっちも変わんなくね?」みたいなリアクション。。。その講師は、どちらかというとトルコとボスニアという言葉づかいの問題というか、そこに込められたアイデンティティーの話な気がする、という風に言ってました。真相は未だちょっと謎。
トルココーヒーを淹れてみたお話はこちら↓
[バルカン実践!]果たしてお味は??トルココーヒーを淹れてみました。[作り方も紹介]
あとは一緒についてくるロクム(=ターキッシュ・デライト)のことを前回の記事で書き忘れてました。サラエボで頼んだトルココーヒーには一緒にロクムがついてくるのですが(セルビアでは確かついてこなかった)、これもホンモノを味わう体験の1つ。
本ブログで取り寄せて紹介したものより、もっと弾力があって、よりねっとりした食感でした。味はたしかナッツ系で、初めての味。こうして以前にはただ思いを馳せるだけだったこと1つ1つが、よりリアルな自分自身の体験に、変わっていきます。
↓ロクム(=ターキッシュ・デライト)のお話はこちら
[バルカン実践!]バルカンスイーツ、その名はターキッシュ・デライト[取り寄せてみた]
サラエボ空港までがちょっと大変~ベオグラードへ
そろそろ良い時間になってきたので、サラエボ国際空港に向かうことにします。・・のですが、ネットあれこれ調べてても、空港から旧市街までのシャトルバスの情報は結構あるのに、逆の市街地から空港までの情報があんまりなくて、実はちょっと大変でした。特にバス乗り場の情報が見つけられなくて。。。
一応ホステルで、空港行きのシャトルバスの乗り場を聞いておいたので、そこへ向かってみるのですが、バス停らしきものが見当たらない。通ってくトラムは結構止まってるので、たぶんそれっぽいのですが、確信が持てず・・・。
近くのキオスクで、シャトルバスのバス停はここであってるか聞くと、どうやら合ってるみたいなので、とりあえず待ってみます。が時刻表の時間になっても来ない。この日は日曜だったので、日曜ダイヤかも、ということで、ひたすら待ちますが、公式と思しき時刻表には日曜ダイヤなんて全く触れられていないし・・・。待つのは良いけど日陰もない場所で、暑かった。
結局小1時間くらい待って、バスがやってきたときはかなりホッとしました。このへんがボスニアクオリティなのかも知れません。。。
↑サラエボ国際空港に着きました。自分の乗る15:15分のベオグラード便が見えます。とりあえずチェックイン開始まで、サラエボ市内で買ってまだ手をつけてなかったポテトチップスでも食べながら待ちます。
↑現物の写真撮り忘れましたが、食べてたのがコレ。Chipsyというセルビアのメジャーブランドだそうで、食べてたのはパプリカ味。どうバプリカ味かはよく分からなかったのですが、野菜バーベキュー味みたいな雰囲気でした。後半はちょっと塩辛く感じますが、ついつい手が止まらなくなる美味しさです。
時間になったので、チェックインカウンターへ。ベオグラード→サラエボの時と同じで、オンラインチェックインを済ませてあったので、念のため「オンラインチェックインしてあるんスけど、他何か必要っスか」と確認。これまでオンラインチェックイン時はモバイル搭乗券でイケましたが、今回は紙の搭乗券を渡されました。
あとはセキュリティチェックと出国審査、と進んで乗り込むだけです。ようやく飛行機乗るのも慣れてきました。
↑待ってる間に搭乗ゲート変更とか遅れとかありましたが、ようやく乗り込みます。エア・セルビアのロゴが眩しい?
↑なんと(?)今回はプロペラ機でした。初めて乗ります。あとはオンラインチェックインで指定した席と違う席番号振られてて、最前列に着席になりました。謎です。
機内サービスはベオグラード→サラエボの時と同じで、ペットボトルの水とプレッツェルが配られました。
1時間ほどでベオグラードのニコラ・テスラ空港に到着。入国審査がメチャメチャ混んでました。到着が重なってたんでしょうか。
ここからは既に経験済みゾーンなので、問題なくさくさく移動します。空港出て、A1バス乗って、旧鉄道駅前まで。ホステルはノヴィ・サドから帰ってきた時と同じPlay Hostelの個室。
↑ということで、部屋に到着しました。この部屋の事は下のリンクのお話で紹介しています。
[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~ノヴイ・サドからベオグラードに戻り日本食![メタルツアーも]
サラエボ→ベオグラードのエア・セルビア便は↓で予約できました。
セルビアでラーメン!を食べに!
ホステルに着いたのは確か17時過ぎ。しばらく休憩して、陽が傾き始めた頃を見計らって、夕食に出かけることにします。見出しにも書いてますが、今夜はここベオグラードでラーメン!です。
↑そのラーメン屋さんまでは約2kmで、地図を確認すると旧市街を抜けてさらに歩くことになります。写真はホステル出てしばらくの場所。共産圏風の建物が独特の雰囲気。ここから旧市街まではかなりの急勾配を上ることになります。まさに心臓破りの坂。写真交差点左折方向の道になります。
↑登り切って平らな場所に出ると見える豪華で美しい建物。ホテルモスクワと言うそうです。旧市街から近いので、予算あればここも宿泊に良いロケーションかも知れません。
↑クネズ・ミハイロヴァ通り付近での1枚。ここからもう少し歩かねばなりません。頑張ります。体感ではこの旧市街エリアが地理的に一番高い位置にあって、ラーメン屋さんヘの道は下りになってました。
↑ついに到着。その名もMarukoshi(丸越)。これも実は英会話講師の紹介です。本人は未だ食べたことがないと言ってましたが、自分が海外で食べる日本食の味に興味があって・・・と話してた時に教えてくれました。念願叶ってついにやってきました。どんな味か楽しみすぎます。
↑店内にはこんな黒板が。店内の装飾はやっぱりどことなく日本風で居心地のよさげな雰囲気。
↑頼んだのは醤油ラーメンと・・・
↑ミックスギョーザ。
ラーメンの麺はちょっと太めの丸麺で、具はご覧の通り、ネギ、チャーシュー、のり、煮玉子。自分はラーメン通というわけではないのですが、乗ってる具は日本で食べるのと同じと言ってよさそうです。特にチャーシューはジューシーで柔らか。
麺とスープは・・・普通?日本の進化しまくって極めまくったラーメン勢にはかないませんが、しっかりラーメンしてます。実はかすかに違和感を感じながら食べてたのですが、間食してスープすすってる時に、それがすりおろしショウガだったことに気づきました。ショウガの香りがちょっと強く出てたんですね。
そしてギョーザも結構イケます。普通の肉ギョーザと野菜ギョーザのミックスで、肉ギョーザは肉多め?で食べ応えのある感じ。野菜ギョーザはちょっと物足りない感じもしましたが、皮はふっくらもちもちしててナイスです。たぶんにんにくは入ってなさそうだったので、物足りなさはソレが原因だったのかも。
自分の怪しい食レポはともかく、個人的には総じてエンジョイできたので、ここ教えてくれた講師にもススメておきました。海外でラーメンを知るには十分美味しいお店だと思います。
メニューはほかにも丼モノとか焼き鳥とか、日本食があれこれと。チャンスがあればまた来てみたいですね。
そんな英会話講師とは、↓を使って戯れてます。
↑お店を出るころには、結構日が暮れてきました。余談ですが、ここの通りが道幅の割に信号もなくて、渡るのが結構恐ろしかった。現地の皆さんは全然余裕で渡ってましたが、自分はあの間合いでは渡るの無理。。
↑クネズ・ミハイロヴァに戻って来ました。夜9時頃だったと思いますが、まだまだ人も多く賑わってます。
↑ライトアップも綺麗で、昼間とはまた違う雰囲気がありました。
↑クネズ・ミハイロヴァ通りの本屋さんのショーウインドウで、驚きの発見。本ブログでも紹介した、セルビア料理本『イェレナと学ぶセルビア料理』がここでも売ってました!セルビア語の本に囲まれて、堂々のたたずまい。
『イェレナと学ぶセルビア料理』の記事はこちら↓
[バルカン本]料理素人と読む、『イェレナと学ぶセルビア料理』[買ってみました。]
という事で、ラーメンを堪能して、明日は今回の旅行での4つ目の都市、セルビア中央西部のウジツェ(Užice)へバスで向かいます。果たしてどんなところなのでしょうか??お楽しみはまだまだ続きます。
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