[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~ベオグラード到着編part2[メタルツアーも]
成田空港から数えておよそ25時間かかってやってまいりました、セルビアの首都ベオグラード。ついにこの地にやってきたという興奮と安堵感、そして日本とは全く違う雰囲気に圧倒されつつ、ひとまずは身軽になるために宿にチェックイン。
↓前回のお話はこちら
Belgrade City Hotel
ホテルのチェックインも、コミュニケーション的に困ることは特にありませんでした。一応Youtubeにアップされてるトラベル英会話みたいなものを聴いてはいたので、なんとなくその雰囲気で、
「こんにちはー。チェックインしたいんスけどー。予約は取ってます。」と受付のおじさんに伝えます。すると
「パスポート見せてください。」と言われるので提出。あとは勝手に予約確認と受付してくれました。
でキーを受け取って、部屋の場所とか朝食とかの説明を受ける、という具合。
「この奥進んで建物抜けて、階段が・・・くぁwせdrftgyふじこ」とまで言ったかは分かりませんが、とにかく説明。完璧に聞き取れてるかは分かりませんが、ポイントは理解しました。
↑部屋。受付の説明どおり、別館らしき建物にありました。普通のホテルな感じ。とにかく暑くて、涼みたかったのでエアコン全開。
↑ホテルそばのキオスクで、セルビアのエナジードリンク(とコーラ)を購入。涼みながら一服。値段は確か100円くらいだったと思います。コーラは80円くらいだったと思うので、やっぱり安い。以前にセルビアの英会話講師をエナジードリンクトークをしてたことがあって、その時教えてくれたのがコレ。あぁあれのホンモノだ、というちょっとした感動。味はやっぱりエナジードリンク的科学味。レッドブルともモンスターとも微妙に違うけれど、表現はムズカシイですね。
この時の時間は午後1時くらい。涼みながら、持参のノートパソコンを立ち上げ、オンライン英会話・NativeCampのページを立ち上げ。日本時間にすると夜8時ごろなはずなので、いつもの講師達がいそうだという読みです。すぐ出かけても暑すぎるし、もうちょっと休みたいので。。。
そして何より、さっそく「Saying HELLO from Serbiaaaaa!!!」って講師の皆さんに言いたすぎる!
この時はうまく、セルビアのメタル講師と、ボスニアの講師とのレッスンが取れました。2人とも常連というか顔なじみの講師です。
「ついにセルビア着いたよー」とか「疲れたけどテンションおかしいから今のところ平気」とかそんな話題だったように思います。なんというか、画面越しなのは日本から受けるのと変わらないけれど、お互いかなり近いエリアにいて、同じタイムゾーンにいると思うと、また距離感も近く感じますね。
ベオグラード市内散策 旧鉄道駅周辺
部屋でしばらく休憩して、そろそろ陽も傾いてくるかな、という頃合いで、少しベオグラード市内を散策に出かけます。ベオグラード市内にはいくつも見どころがあって、いろいろ見て回りたいのですが、まずは自分のいる旧鉄道駅と、有名な共和国広場周辺エリア、スラヴィア広場~空爆後ビルあたりそれぞれの、大まかな位置関係と距離感をつかむ事に主眼を置きます。
↑ホテルを出て正面、旧鉄道駅前にある、空港~ベオグラード市内を結ぶA1バスのバス停。うっすらA1の文字が読めると思います。中には時刻表も書かれているのですが、ご覧の通りぐちゃぐちゃで見づらい。ホントに停留所なのか怪しいくらい。
↑旧鉄道駅入り口。こうして近くに寄ると、カメラに収まりきらないくらい大きく、迫力がスゴイ。細かな装飾がヨーロッパを感じさせます。
↑旧鉄道駅の中に入っていくと(出入り自由)、こんな風景が。ほとんど廃墟です。
↑線路は取り除かれているように見えました。そのほかの解体工事は途中で止まってるのか、これでOKなのか・・・奥に見えるビルのシルエットとも相まって、ちょっと殺伐とした印象。そのあたりは旧共産圏らしいということなんでしょうか。
↑駅ホーム側からの1枚。建物の中には両替屋などが入ってましたが、あんまり人っ気もなく閑散とした雰囲気。入口上部にはキリル文字でБеоград(Beograd)。
↑掲げられたセルビア国旗。ちょっとした風景が、セルビアまでやってきたという実感を膨らませます。
↑旧鉄道駅のすぐそばには、バスターミナルがあります。奥に見える、БАСの看板でBAS=バス。後日ノヴィサド、ウジツェ行きのバスに乗るのですが、そういった長距離バスはここで乗車券を購入して乗ります。
待望のセルビア料理!
駅周辺を散策した後は、食事に出かけたいと思います。時間はまだ17時過ぎとちょっと早いのですが、昼食をきちんと取っていなかったのと、混雑を避けたいこともあり、突撃してみます。
↑やってきたのは旧鉄道駅から徒歩5~10分くらいのところにある、Zavičaj(ザヴィチャイ)というレストラン。ベオグラードでは定番のレストランのひとつ、らしいです。
↑さあついに初セルビア料理です。本ブログではあれこれ取り寄せてみたりしましたが、これで真のセルビアの味に触れることになるわけです。
頼んだのは実際に本ブログでも再現にトライした、カラジョルジェヴァ・シュニツラ(Karađorđeva šnicla)と、スルプスカ・サラダ(Srpska salad)。
値段はカラジョルジェヴァ・シュニツラが790ディナール、サラダが290ディナール、一緒に頼んだ炭酸水が160ディナールでした。全部で1,240ディナール。日本円で1,300円くらい・・・外食すると日本と近くなりますね。ボリュームが多いのでコスパ的には悪くないと思います。
カラジョルジェヴァ・シュニツラは豚肉のロールカツレツといった感じで、豚肉と一緒にカイマック(Kajmak)という乳脂肪系クリーム?を巻き込んでいます。横に添えられてるのはタルタルソースでした。ナイフを入れると、中から溶けたカイマックが流れ出て、見た目にもとてもジューシー。感動のあまり、断面の写真撮るのも忘れむさぼり食って(?)ましたが、豚肉は再現にトライしたものよりもさらに肉厚で、衣はもう少しキメ細かな感じでした。味はジューシーさの割にしつこすぎることもなく、どちらかと言えば肉厚の豚肉の食感と味わいを強く感じました。美味。肉食ってるぅ、って感じ?
写真ではわかりづらいのですが、このカラジョルジェヴァ・シュニツラ、実は結構デカくて、運ばれてきたときはちょっと驚きました。たしか直径3cmに長さ15?20?cmくらい。
スルプスカ・サラダは、トマト、きゅうり、たまねぎ、青唐辛子(?)のフレッシュサラダ。生たまねぎが辛い。。青唐辛子はピリっと良いアクセントになってました。味付けは塩?という感じでしたが、今これ書きながら、もしかしてふりかけてあったのって、あの魔法のヴェゲタだったのかもと・・・ヴェゲタはちゃんと買ってきたので、味見済んだらココ書きかえたいと思います。
↓自作カラジョルジェヴァ・シュニツラのお話はこちらも参考にどうぞ
[バルカン再現!] カラジョルジェヴァ・シュニツラ(Karađorđeva šnicla)編! [『イェレナと学ぶセルビア料理』より]
ベオグラード市内散策 共和国広場~スラヴィア広場~空爆ビル
初セルビア料理に舌鼓、お腹一杯で幸せになったところで、再び市内散策に繰り出します。次は共和国広場方面に向かってみましょう。
レストランを出て、共和国広場方向の道路を歩きだしてすぐ、急な登坂が心を折りに登場>< 地図アプリで確認すると、広場までは約1.5km。その多くをこの上り坂が占めていました。どうやら、旧鉄道駅はベオグラード市内でも低地側に位置しているようで、共和国広場やクネズ・ミハイロヴァ通り、カレメグダン公園といったエリアは丘?坂?を登り切った場所にあるみたい。
地図では当然、勾配までは分からないので・・・全く予想外でした。というか勝手に平地だと思い込んでました。現地へ行って、体験して初めて知ることのできる事柄のひとつですね。
↑頑張って坂を上りきって、平坦なエリアに来ました。写真中央奥のビルのさらに奥に、共和国広場やクネズ・ミハイロヴァ通りがあります。やはり写真では分かりづらいのですが、通り沿いにある建物の威圧感が凄かったです。
↑クネズ・ミハイロヴァ通りの入り口付近。建物の迫力がやっぱりすごい。
↑共和国広場の様子。残念ながら事前情報で広場は工事中と知らされていて・・・ホントに絶賛工事中。
↑共和国広場その2。左奥に見えるのが国立劇場。
↑共和国広場その3。ミハイロ・オブレノヴィッチ3世の像。有名な待ち合わせスポットらしいのですが、これ以上は入れません。。。
↑途中Slayerのファイナルツアーのポスターを発見。これは隣国ブルガリア公園の告知ですね。観たい。。ゲストがSatyriconなのもスゴイ。
共和国広場とクネズ・ミハイロヴァ通りの感じをつかんだところで、次はスラヴィア広場に向けて歩きます。細かく見て回るのは後日のお楽しみにとっておきます。
↑スラヴィア広場に到着。共和国広場からはおよそ2km。今度の道のりは比較的平坦なので、割と歩きやすいです。・・・がもう夜8時近いというのにまだまだ暑い。陽も傾いてきましたが全然明るいです。
↑広場には#Београд(Beograd)のモニュメント。こういうのを写真に収めると、本当にやってきたという事実を改めて感じます。
しばらく雰囲気にひたった後は、旧鉄道駅方面へ向け、坂を下って歩いていきます。
途中で、パイ生地でできたパン(?)ブレク(Burek)が美味しいと評判のパン屋さん、Trpković Bakeryも発見。何人かの英会話講師達もオススメしてくれてて、ガイドブックにも載るような有名店らしいのですが、場所がイマイチ分かってなくて、ラッキーな発見になりました。・・・が閉店時間を過ぎていて、これも後日のお楽しみに。(写真撮るの忘れました。。)
↑さらに歩いてると、1999年にNATO軍による空爆を受けたビルが見えてきました。実はこれも実際の位置関係が分かっていなくて、偶然通りかかる格好になったので、なるほどと位置関係を把握すると同時に、その姿に戦慄。
↑建物が崩壊し、窓ガラスのほとんどが吹き飛んでいます。生々しい爪痕が今も残されています。
きっとこういう写真の持つ強烈なインパクトが、セルビアやボスニア等に対する負のイメージを想像させるんでしょう。実際自分も周囲から「セルビアって大丈夫なの?」みたいな反応をたびたび受けました。
しかしながら、まだこの時点ではほんの第一印象程度ですが、セルビアにはその負のイメージを補って余りある魅力がきっとあると、そう信じたくなる素敵な初日の街歩きでした。
そしてこの翌日はついに(?)Cannibal Corpseを観に北部の街、ノヴィサドへ向かいます。サポートアクトとして地元セルビアのブルデスSacramental Bloodも出るので、非常に楽しみ。
ということで次回からは、ノヴィサド編をお伝えしたいと思います。
↓次のお話はこちらです
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