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セルビア&ボスニアに行ったら絶対食べたいご当地料理11選 [ホンモノの味]

セルビア&ボスニアに行ったら絶対食べたいご当地料理11選 [ホンモノの味]

本ブログでは以前、2019年にセルビアとボスニア・ヘルツェゴビナの旅行記をご紹介しました。その記事は時系列で旅行の足取りを伝えるものでしたが、今回はセルビアとボスニアで味わった素晴しい食べ物&飲み物を、横断的にまとめてみたいと思います。

現地のレストランで食べた本場の料理から、いわゆるB級グルメ風のものまで、いろいろご紹介。

定番?のチェバピ

チェバピ、あるいはチェバプチチは、セルビアやボスニアでは定番の肉料理。地域によって異なりますが豚肉や牛肉などのひき肉をスティック状にグリルしたもの。ひき肉を使ってるというと、ハンバーグのような食感を思い浮かべそうですが、実際はもっと弾力があってもちもちしています。

どちらかというとソーセージやサラミみたいな味わいに近い気がします。ジューシーでとても美味。

写真のはセルビア首都ベオグラードのレストランで食べたもの。現地で出会った方や、セルビアやボスニアの英会話講師いわく、ボスニアのチェバピが一番美味しいとのこと。残念ながらボスニアでは食べ逃してしまいました。。。

 

チェバピの再現に挑戦してみました。その様子は↓記事に載せています。

[バルカン再現!] チェヴァピ(Ćevapi)・編! [『イェレナと学ぶセルビア料理』より]

カラジョルジェヴァ・シュニツラ

カラジョルジェヴァ・シュニツラ(Karađorđeva šnicla)は、肉のロールカツ風の料理です。1つ目の写真がセルビアのベオグラードのレストランで食べたもので、2つ目はボスニアのサラエボで食べたもの。ボスニアでは本当はチェバピをオーダーしたはずなのですが、写真のが出てきて、ボスニアのチェバピを食べ逃してしまいました。

ということで、カラジョルジェヴァ・シュニツラについては思わぬ流れで、セルビアのものとボスニアのものを比べられる事になったわけですが・・・

個人的にはサラエボのものが圧勝の美味しさでした。ボスニアのチェバピを食べ逃して残念な気持ちも吹っ飛ぶ衝撃。

牛肉(たぶん)の中に、一緒にベーコンとチーズが巻かれていて、衣のサクっとした食感と、牛肉とベーコンのジューシーコンビ、さらにチーズのまろやかさ、と聞けばもう美味しくないわけがないですね。肉料理が好きな皆さんに超オススメ。

一方、ベオグラードで頂いた方はちょっとレシピが違ってて、豚肉の中に、カイマックと呼ばれるクロテッドクリームの仲間(?)が一緒に巻かれています。ナイフを入れると溶けたカイマックが、じゅわ~。こちらもとっても美味しかったのですが、まだ予想できる範囲内の味という事で、サラエボで食べた方が圧倒です。

カラジョルジェヴァ・シュニツラは、旅行前に自作にもトライしています。その様子はこちら↓

[バルカン再現!] カラジョルジェヴァ・シュニツラ(Karađorđeva šnicla)編! [『イェレナと学ぶセルビア料理』より]

コバシッツァ

コバシッツァは、セルビアのソーセージ。ソーセージなので、セルビアならではという訳でもありませんが、セルビアは肉料理全般なんでも美味しいです。皮はパキッと、中はちょっとスパイシーな感じ。チョリソーと呼ぶほどは辛くはないと思います。

セルビア北部地域の味 グラーシュ

写真左のが、グラーシュという、スープというかシチューです。右のはチーズが乗ったトマトサラダ。グラーシュはセルビア料理というよりは、セルビア北部と国境を接するハンガリーの料理だそうです。ここセルビア北部の街ノヴィ・サドのレストランのメニューには確かに、「ハンガリアン・グラーシュ」と書かれてました。

具材は、牛肉、ジャガイモ、にんじん、ペンネなどがごろごろ入ってます。トマトベースの味付けで、あっさりしつつも具材も楽しめる美味しさ。見た目以上に食べ応えがありました。

セルビアン・サラダ

写真のセルビアン・サラダは現地語ではスルプスカ・サラダ(Srpska Salad)。きゅうり、たまねぎ、トマト、(緑の)とうがらしのミックスで、塩味系の調味料が振りかけられています。野菜はみずみずしくて、特にトマトがシャキッとしてて甘く美味。とうがらしのピリ辛いのが良いアクセントになります。・・・がココも含めて、旅行中食べたたまねぎが100%生で、カラい>< たまねぎの辛いのは正直ちょっとニガテ。

ギバニツァとアイバル

あんまり良い写真じゃないですが。。。左のがギバニツァというパイで、ほんのりチーズ風味も香るやさしい美味しさ。しっとりとした食感。

写真右端の赤いペースト状のがアイバルという、セルビア名物のパプリカペースト。クセもなく見た目よりもあっさりしていて、まろやかなコクを感じます。ギバニツァやパンなどにたっぷり乗せて食べるとこれまた美味しい。

アイバルは別記事でも紹介しています↓

[バルカン実践!]バルカン名物 パプリカペースト・アイバル編[取り寄せてみた]

ヨーグルトとのコンビが絶妙 ブレク

薄い生地で具材を巻いてうずまき状に焼いた、ちょっとパイのような感じもするブレク。具材は牛肉、ベーコン、野菜など様々のようですが、旅行中はスタンダードな肉入りのものを頂きました。

写真上のが、セルビアのノヴィ・サドで頼んだもの。英会話講師の一人が、「ノヴィ・サドで一番美味しいお店」と紹介してくれた一品。

写真下のはボスニア首都サラエボの、たぶん有名店らしいお店で頂いたもの。どちらもプレーンタイプのヨーグルトと一緒に頂きます。

どうやらチェバピと同じく、セルビア風とボスニア風といった、ちょっと違ったスタイルがあるみたい。ノヴィ・サドの方は牛肉のごろごろ感が、サラエボのは肉の旨みと生地のさっくり感が印象に残ってます。どちらも美味で、肉や生地が油っぽく感じても、一緒のヨーグルトがさっぱりしてくれます。

セルビアのベオグラードには、Trpković Bakeryという行列のできるブレクの有名店があって、そこのブレクもテイクアウトして食べることができたのですが・・・写真撮り忘れました。こちらは生地のしっとり感が印象的でした。

トルココーヒーとターキッシュデライト

セルビアの美味しい食事の後や、朝の目覚めの後に外せないのが、トルココーヒー。トルココーヒーは、コーヒー豆を砂のような細かさまで挽いて、それを直接煮出して飲むスタイルです。なので、カップの底には、コーヒー豆が沈殿します。それを飲んでしまわないよう、ちびちびやるのがバルカン流(?)

写真の1~2枚目は、ボスニアのサラエボで飲んだもの。これがトルココーヒーの典型的なスタイルで、ジャズバあるいはイブリックといわれる取っ手付きの小鍋からカップに注いで頂きます。写真には写ってませんが、小さな蓋つきの容器にはターキッシュデライト、またはロクムと呼ばれるお菓子が入ってます。お茶菓子みたいなものでしょうか。

3枚目はベオグラードの「?」という有名なカフェにて。?印の袋がターキッシュデライトです。

コーヒー自体は、かなり濃い目のとろっとした味で、酸味はほとんど感じない香ばしさの、個人的に超好みの味。ジャズバ1杯で、写真のカップ2杯くらい入るのですが、好きすぎてちょっと飲み足りないくらい。ホント大きなマグカップでカブ飲みしたいほど。

ターキッシュデライトは、もっちり柔らかな固形ゼリーというか、半ねりの飴というか、ちょっとした不思議スイーツ。フルーツ系やナッツ系などいろんなフレーバーがあって楽しい。

 

トルココーヒーやターキッシュデライトは↓記事でも紹介しています。

[バルカン実践!]果たしてお味は??トルココーヒーを淹れてみました。[作り方も紹介]

[バルカン実践!]バルカンスイーツ、その名はターキッシュ・デライト[取り寄せてみた]

ノヴィ・サド名物?インデックス・サンドイッチ

↑食べかけ写真でスミマセンです

ノヴィ・サドの英会話講師がオススメしてくれたご当地B級グルメ(?)がこのインデックス・サンドイッチ。講師がオススメしてくれた1番のお店には行けなかったのですが、別のお店でトライしました。

香ばしくで表面はカリっとしたパンに、ハム、チーズ、トマト、マッシュルーム(だったと思う)が入ったホットサンドで、メチャ美味い。パンは窯焼き風の香ばしさで、中には具材たっぷり。リピート必至?

セルビア北部の町ノヴィ・サドでのお話は↓で紹介しています

[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~ノヴィ・サド編part2[メタルツアーも]

ウジツェのソウルフード コンプレット・レピニャ

「ウジツェに行くならトライしてみると良いよ」と、旅行前に英会話講師に教えてもらった一品で、セルビア中央西部の町ウジツェの、たぶんソウルフード的なもの。コンプレット・レピニャ(Komplet lepinja)は日本語にすると、完璧な朝食、という意味になるそうです。

ボウル状に形を整えたパンの中に、カイマック(乳脂肪クリーム)、玉子、豚の脂をたっぷり詰め込んで焼き上げた、強烈な逸品。マシマシ系。

話を聞いた英会話講師によると、「お腹空かせて食べないと、気持ち悪くなるかも」との事でしたが、実際その通りでした。クリーミーで塩辛いのが最初はなかなか美味しいのですが、食べ進めると、パン食べてるのか塩辛い脂食べてるのか分からなくなってきて、結局3度に分けてようやく完食。

なんでも、個人差はあれど現地の皆さんは割りと普通に、人によっては2つペロリと食べたりするんだそう。あとは、どちらかというと冬の食べ物らしく(自分行ってたのは6月)、冬の寒い朝にこれ食べてエネルギー満タンにするみたいなノリのようです。確かに冬ならもうちょっと進みそう。

 

ウジツェに滞在してこれ食べたお話は↓で紹介しています

[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~セルビア中央西部の街ウジツェ編part1[メタルツアーも]

セルビアバーガー

ここで最後に紹介するのは、写真のセルビアバーガー。セルビア風バーガーは結構有名みたいですが、自分はクラグイェバッツというセルビア中央の町を訪れた時に、現地のガイドさんに紹介してもらって食べました。

具材はオーソドックスに、(たぶん)合い挽き肉、トマト、レタスなど。セルビアのパンの多くは窯焼き風のものが多くて、コレも同じく、とっても香ばしい。挟んである肉も絶妙な風味で、パンの香ばしさと相まって、空腹にメチャ染みました。

クラグイェバッツでセルビアバーガーを食べたお話は↓記事の後半で。

[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~Arsenal Fest参戦@クラグイェバッツpart2[メタルツアーも]

ホンモノの味

例えば、オンライン英会話の講師達と話してて、食べ物の話になることはよくありますが、いろいろ説明してもらったり、写真を紹介してもらったりしても、実際の味というのは分からないし、想像することしかできない。

このブログでは、いくつか現地のモノを取り寄せたり、実際に再現にチャレンジしたりしましたが、やっぱり最終的には現地で味わってみるまでは、やっぱり実際のところは分からない。

ということで現地でホンモノの味を試してみると、想像通りのものや想像をはるかに超えるもの、あるいは未知との遭遇だったり、地域間の微妙な違いだったり、見えてくるものがたくさんありました。

 

また今回は、外食したものが中心だったので、機会があれば、スーパーで買い物して食べたモノ等も紹介できるといいかも、と考えてます。

文字と写真では伝えきれないことばかりですが、この記事が少しでも、そんな現地の「ホンモノの」雰囲気を伝えるものになればいいな、と思います。

 セルビアやボスニアの英会話講師たちとは↓を通して話してます。

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