[海外通販記]初挑戦のDiscogsでセルビアのセラーに大量注文・編[第3弾]
海外通販チャレンジ&本当にちゃんと届くのか実験・検証企画、第3弾。今回は、個人的に海外通販の中で最も敷居が高そうな感じがしてたDiscogsを使ってのオーダーに挑戦です。
Discogs関連
Discogsというのは、アメリカ拠点のオンライン音楽データベースサイト。同時にマーケットプレイスの機能も持っていて、音楽のジャンルを問わず、世界中の出品者が様々な音源を出品しています。
その情報量や出品アイテムの幅広さはすさまじく、例えば本ブログでメインとして紹介してる、バルカン地域モノの超マイナーメタル音源も普通に売られています。個人的な感覚では、見つけられない音源は存在しないほど。国内のショップなどではお目にかかれない音源がごろごろしているので、見てるだけでテンションが上がってしまう、夢のようなプラットフォームです。
ただ、このDiscogsのマーケットプレイスというのはあくまで個人間の取引のプラットフォームなので、購入にはたぶんちょっと注意が必要。レーベルやストアなどのいわゆるプロフェッショナルからの出品もありますが、おそらく大半は個人のマニアやコレクターと思われるので、コンディション表記にばらつきがあったり、思わぬトラブルになる可能性も否定できません。
そして、サイト自体は日本語にも対応していますが、出品者やアイテムの情報、送料などのインフォメーションは英語で書かれていて、実際の送料詳細は問い合わせてみないといけないケースもあるので、普通の通販よりはちょっと手間な事も事実です。
出品者の評価機能があるので、基本的に信用に足る、と思っていいのだと思いますが、やはり相手が個人だと思うとリップオフが怖い。ただ今回はあるセルビアの出品者のラインアップがあまりにも魅力的で、ガマンできませんでした(汗)
品定めと事前確認
最終的に、前述したように、セルビアのある出品者がセルビアやボスニア、クロアチアなどのバルカン産音源を大量に、しかもかなり安価で出していたので、オーダーすることにしました。1つの出品元にお目当てのモノがまとまってそろってるのはたぶんDiscogsでは比較的まれなケースだと思います。
購入までの流れはざっくり、アカウント登録→送付先住所など設定→ショッピングカート方式でポチる、という感じです。
欲しいものを次々にカートに放り込んで、最終的にCD28枚。送料のインフォメーションの記載には、その枚数分に相当する記述がなかったので、メッセージを送って送料を確認します。送った文章は以下↓の様な感じです。
Hello!
I’m from Japan and impressed amazing line-ups of your items. So,I’m also considering to order 28 CDs.Could you please let me know the shipping cost for that numbers of CDs to Japan?
Thank you for reading and really hope to receive nice answers.
するとその日のうちに、返信が来てました。「その枚数だと送料は50ユーロで、3つに分けて送ることになりますねー」って。
この、最初のやりとりは相手の信頼度を想像するのに、かなり重要だと思います。何せ顔の見えない、慣習も何もかも違う海外の相手なので、返信のスピード、文面、親切さなどをこういう問い合わせのやり取りの中でヒントにします。
今回この出品者さんは評価も高く、実際かなりレスポンスも速く返信も丁寧だったのが決断の決めテになりました。
いよいよ注文
そしていよいよ注文の瞬間です。手続き自体はカートからポチるだけで、そのあと出品者さんから送料を含む明細が送られてきます。全部でCD28枚で送料含め約140ユーロなので・・・1枚あたりは5ユーロという計算。買ったのは↓のCDたち。
送られてくる明細の下部には、決済画面へのリンクというかチェックアウトボタンがあって、そこから決済します。この出品者さんはクレジットカードかPayPalに対応していて、PayPalで支払いました。DiscogsではPayPalはかなり主流だと思われますし、利便性と安全性を思うと、PayPalの方が良さそうな気もしますね。
支払い手続きが終わったら念のため、支払いしたんでヨロシク、とメッセージを送っておきます。送らなくても確認して発送に入ってくれそうな雰囲気でしたが、念押しでメッセージを送ったほうがより確実な気がします。送ったメッセージは↓みたいな感じです。
Thank for sending and I’ve received it!
I also have finished payment through Paypal.So please check it.Looking forward to receive items and please let me know tracking number after your shipping operation done.
Thank you again for smooth and quick service.
確実に発送されたことを確認するために、「発送したらトラッキングナンバーを教えてね」と頼んでます。これで少なくともきちんと発送されたか、あるいはリップオフされたかの判別は出来るようになります。やっぱり丁寧さを見せてくれる出品者さんで、「もちろん!本当にどうもありがとう」みたいな返信をくれてました。
発送~到着までの経過
そして数日後、「発送したよ」とのメッセージと、トラッキングナンバーが送られてきました。問い合わせしてた時の回答どおり、3つ分。これでようやくひと安心?無事に出荷まで到達したので、あとは到着を楽しみに待ちます。途中経過は↓の追跡画面のとおりです。
↑セルビア側の追跡画面。セルビアから出荷されたところまで記載されています(本記事執筆時点)
↑日本の郵便局の追跡画面。時間が少しズレてますが、セルビアのものと対応しています。荷物は3つですが、どれも同じタイミングで処理されてました。
発送手続きの完了が10/18で、自分の手元に届いたのが10/30なので、2週間弱で到着したことになりますね。以前にセルビアのレーベルMizantropeon Recordsへオーダーしたときも、およそこのくらいのタイミングだったので、スムーズに到着したといえそうです。
その時のお話は↓も参考にどうぞ
到着・開封
ついに無事品物が到着。さっそく開封します。
↑こんな感じで3つに分かれて届きました。日本の郵便局から、「日本に到着の時点で、濡れて届いてきており、出来るだけ乾燥させましたが、このような状態でのお届けとなり・・・」というお詫びのシールが貼られてました。実際中身は問題ありませんでしたが、どの時点での過失(?)かもよく分からないのに対応する郵便局がちょっと気の毒。
開封して品違いや不足がないか確認します。ばっちり28枚入ってました。
今回、CDのコンディションは一切気にせず購入ましたが、だいたい表記の通りだと思います。半分くらいは盤面に何かしらのキズあり(再生に支障なし)で、5枚くらいはケース割れ・ツメ折れや傷みあり。そのあたりは中古なのと、レビュー記事のいくつかで書いたようにセルビア産音源の仕様みたいなものなので、目くじらを立てることではありません、個人的に。
あとはプロCDR仕様の音源もあって、読み込みできるか不安もありましたが、大丈夫でした、1枚を除いて。。。
写真に下段左に写ってる黒いやつがそうなのですが、CDR仕様の盤面のスリキズが多く、なんとなく色味が変な気がしたので嫌な予感はしてたのですが、案の定読み込まない。まだパソコンでしか試していないのですが、他のプレーヤーでも駄目だったら残念。裏面見るとナンバリングが33/33というレアな代物なだけになおさら。
品物の確認が済んだら、出品者の評価をしておきます。初めてDiscogsでオーダーするので、強制なのかはちょっと分かりませんが、充分満足のいく取引になったので、お礼の意味も込めて”良い”評価とメッセージを送ります。これで全工程が完了です。
音源探しの最終兵器?
今回がドキドキの初めてのDiscogsでのオーダーだったわけですが、無事スムーズに完了できました。やはり1番の強みは、国内にない地下音源みたいなものでも簡単に見つけられる事でしょう。
残念ながら、
・出品詳細や発送方法&送料、プラケースの有無、支払い方法などが出品者によって異なる
・それらは英語表記で、不明な場合は英語で問い合わせが必要
・海外発送がほとんどなので、送料が高くなりがち&時間がかかる
・出品者の対応の良し悪しが未知
といった注意点と不便さもあります。今回はうまくいきましたが、イレギュラーが起こらないとも限りませんし、その点でどうしても敷居の高さは残りそうです。
ですがやはり、うまく活用すればレア音源を発掘したり、欲しいものを安くゲットできるチャンスがあるのは非常に魅力的です。
個人的には、音源探しの最終手段というか、国内でどうしても見つからないものを手に入れるための最終&最強手段かなと思います。今のところはほとんど第1印象程度ですが。
という事で、今回は初めてDiscogsへCDをオーダーしたお話と、その印象をご紹介しました。実例として多少参考になると幸いです。また次にオーダーすることがあれば、再びご紹介したいと思います。
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