行ったら買いたい!セルビアやボスニアのスーパーで買える美味しいもの9選+おまけつき
以前にこのブログでは、セルビア&ボスニア旅行中に味わった現地の食べものを紹介しました。その記事では、主にレストラン等で外食したものの紹介が中心で、紹介しきれなかったものも結構ありました。
そこで今回は、スーパーで買えるもの、というテーマで、セルビアやボスニアで味わった美味しいものを紹介したいと思います。
レストランで本場の味を楽しむのももちろん最高ですが、スーパーで普通に売られているものを通して、現地のより日常的な味覚に触れるのも、大きな楽しみのひとつですね。
原則自分が味わったものだけを紹介していくのですが、かなり写真の撮り忘れがあるので、その分はメーカーのHPから画像をお借りしています。
レストラン&外食で味わったグルメ記事はコチラ↓
セルビア&ボスニアに行ったら絶対食べたいご当地料理11選 [ホンモノの味]
お店で買えるもの・食べ物(というかお菓子)編
・定番のビスケット、Plazma
たぶんセルビアのお菓子で最も有名?なのがこのプラズマ。いわゆるビスケットになると思います。画像左のがミニパックのプレーン味。味も食感も、日本で売られてるプレーンビスケットに近いと思います。プラズマの方がちょっと生地のキメが粗いようにも感じますが、ほんのり甘く優しい味。
左のが同じくミニパックのチョコレート味。こちらは海外のチョコレート味らしく結構甘め。濃い味のトルココーヒー飲みながら食べると最高かも。他にもチョコバナナ味など、いろんなバリエーションが売ってます。
スーパーならほぼどこでも売ってる、定番中の定番。
・定番ブランドのポテトチップス、チプシー
これも定番らしい、ポテトチップス。自分は実際はボスニアの首都サラエボで買って食べたのですが、セルビアやボスニアのどこでも見かけました。
写真のはバルカンらしいパプリカ味。どうパプリカ味なのかは実はよく分からなかったのですが(汗)、野菜バーベキュー味、といった感じのテイストでした。後半ちょっとクドく感じてきますが、つい手が止まらなくなる美味しさです。他にもいろんな味が売ってます。
プラズマについてもそうなのですが、普通サイズが日本のジャンボパック級の大きさなので、自分みたいなおひとり様はミニサイズでちょうど、なサイズ感です。
・ガイドさんのオススメ、Bananica
これはセルビア中央部の街クラグイェバッツに行った時に、現地のガイドさんがオススメしてくれました。読み方はバナニツァになると思います。ご覧の通りのチョコバナナのお菓子です。写真撮れなくてサイズが伝わりにくいですが、手のひらに軽く収まるミニサイズです。
ちょっとマシュマロ風?のふわふわしたバナナ味の中身に、チョコレートがコーディングされてます。味はそのままチョコバナナ味で・・・バナナ味はちょっと酸味を感じます。
値段は確か10円くらいだった様に思います(実はガイドさんが買ってくれたので値段チラっとしか見えてないのです)。日本の駄菓子みたいなノリなんでしょう。
余談ですが、あるセルビアの英会話講師に、「コレ食べたよー」って話したら、「なんかそれ、artificial(人工的・つくり物風)じゃない?しかもアタシャバナナ好きじゃないのでダメだわ」って微妙な反応。まぁ好みもありますね。。。
クラグイェバッツ滞在のお話は↓記事で紹介しています
[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~Arsenal Fest参戦@クラグイェバッツpart1[メタルツアーも]
[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~Arsenal Fest参戦@クラグイェバッツpart2[メタルツアーも]
お店で買えるもの・飲み物編
・セルビアのエナジードリンク、Guarana
自分は結構なエナジードリンク&カフェイン野郎なので(苦笑)、こういうの大好きです。普段のオンライン英会話取ってる時も、最初のHow are you?のあいさつで、「今日はちょっと眠くてダルめだけどレッドブル飲んだしOKッス」とかなんとか。
そんな流れでセルビアの講師に教えてもらったご当地エナジードリンクがこのGuarana(ガラナ)シリーズ。スーパーやキオスクなど、どこでも売ってます。日本と同じく、普通のジュースに比べるとちょっと高めになってますが、それでもモンスターと同じくらいのサイズで120円くらいだったと思います。
写真左のが標準味で、何味とも言いがたい独特の科学味なのは他と比べても同じで、こちらはちょっとフルーティな感じもあったように思います。
それから右のはあんまり(ほぼ?)見かけないCactus(サボテン)味。サボテン食べたことないので(笑)そのへんは謎ですが、ちょっと酸味のある爽やか系の味でした。飲みづらさは全然ありません。
・セルビアとボスニアの水たち
セルビア&ボスニア旅行中は、食事の時も含め、結構ミネラルウォーターにお世話になりました。
一番飲んだのがこのKnjaz Miloš(クニャズ・ミロシュ)というスパークリングウォーター。余談ですがウジツェの街に滞在中、喉荒れて声出ないにも関わらずコレをキオスクで買おうとして、現地のガイドさんの友人に「炭酸はノドによくないから止めたほうが良くね?」と言われながらも「大好きだから大丈夫」と(←アホ)買うくらい飲みました。
微炭酸ですっきりした飲み口ですが、まろやかさもほのかに感じます。セルビア定番のスパークリングウォーターで、これもどこにでも売ってます。
こちらはMinaqua(ミナクア、でいいのかな)という、無炭酸ミネラルウォーターで、セルビア北部のノヴィ・サドのホステルのお兄さんに頂いて飲みました。ノヴィ・サドの地元の会社&ブランドの製品らしいです。ほんのりまろやかな味がする記憶があるのですが、他の現地のミネラルウォーターとの違いまでは分かりませんでした。
ただ全体的に、現地の水はなんとなくまろやか風のものが多かったように思います。という事は多少硬水という事なのでしょうか。とはいえ、例えばコントレックスとか、ゲロルシュタイナーほどの超硬水の味まではいかないので、飲みやすい。個人的には硬水系が飲み応えがあって好きです。
写真の関係で、違うものまで映ってますが・・・真ん中が、サラエボで飲んだ、Kiseljak(キセリャク)というスパークリングウォーター。先に紹介したKnjaz Milošと比べると、こちらの方がまろやかな味が強かったような気がします。炭酸は同じくらいだったかな。
右のはビタミンウォーター的なもので、これは普通?で、ほんのりベリー味。前の晩が寒くて風邪引きそうな予感がしたので、ビタミン補給です。
左はいかにも、なエナジードリンクですが、ハンガリーのブランドなので今回の趣旨には合わず。。ちなみに味は見た目の割りに普通。もっと強炭酸かスパイシーな味を期待しましたが、思ったよりさっぱりしてました。
・濃厚なミックスジュースのTube
これはセルビア中央西部の町ウジツェでの滞在中、本格的にノドが重症化してきて、せめてビタミンっぽいものをという事で、スーパーでの買いものの時に購入したミックスジュース。いろんな種類のが出てましたが、画像のとおり、マルチビタミンの文字に引かれ、コレをチョイス。ボトルの形とデザインが超オシャレ。
オレンジがちょっと酸っぱいかなと想像しましたが、そんな事はなく、オレンジとパインの甘みが口いっぱいに広がる、とろっと濃厚な味わい。酸味はほとんどアクセント程度でしょうか。
ラベルが読めなくて、100%なのかは不明でしたが、体感130%くらいの果汁の濃厚感で美味しい。他の味もいつかリピートしたい品。
ウジツェ滞在のお話は↓記事で紹介しています
[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~セルビア中央西部の街ウジツェ編part1[メタルツアーも]
・ヨーグルトドリンク
旅の後半、Arsenal Festに参戦で前述のクラグイェバッツに滞在中、ノドが死亡→咳しまくる→体痛い→ダルくて食欲も減少気味、な時にテキトーに買った割に大当たりしたのがこのjogood(ヨーグット?)というヨーグルトドリンク。左のがイチゴとブルーベリーなどのベリーミックス、右のはチェリー味です。
海外のヨーグルトだしクセがあったりしそうな気もしたのですが、飲んでびっくり、思いのほかさっぱりしていながら、しっかり果物のやさしい甘さも感じられて、思わず一気飲みしてしまった思い出の1品。
1本330g入りなので、飲みきって結構お腹一杯。特に左のベリー味が個人的に好みで、つぶつぶとした果肉も入ってて、とてもフルーティ。結局これ1本がその日の昼食になりましたが、充分満足でした。
アルコール編
・ボスニアのNektarビール
ボスニア滞在中、現地の友人たちとビールで乾杯!しますが自分は全く飲めないのでジョッキ1杯も空きません>< ここで飲んだのがボスニアのNektar(ネクタル)というビール。味はさっぱり系でしょうか。自分みたいな飲めない人間でも、割と飲みやすかったです。
ちなみにジョッキの下の方に見えるPIVO(ピーヴォ)の文字は、現地語でBEERを表す言葉です。
その後はみんなで、近くの地元フェス会場へ行ったのですが、そこではKozelという(たぶん)チェコのビールを頂きました。もちろん残念ながら飲みきれませんでしたが、こちらの方が濃厚な味わいだったように思います。
サラエボ滞在&ネクタルビールは↓記事で紹介しています
[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~サラエボ編part1[メタルツアーも]
・バルカンの伝統的な蒸留酒Rakija
バルカン地域ならではのアルコール飲料といえば、Rakija(ラキヤ)。40~50度にもなるという、恐ろしく強烈なお酒ですが、彼の地ではほとんど文化のレベルにまで深く根付いたもののようです。
自分も滞在中に何度か口にしましたが、かなり強烈なアルコール分で、口や喉が熱く焼けるような感触。原材料のプラムのほかにも、いろんなフレーバーがあるそうですが、それを味わうどころではありませんでした、個人的に。
ただ印象的なのは、自分がラキヤを勧められた瞬間のほとんどが、セルビアにやってきた自分を歓迎する気持ちの表れだったこと。
音楽フェス会場で見知らぬお兄さんがアジア人の自分に目を留め、「まぁ飲みな」ってそぶりで手に持ったボトルを差し出す。あるいは友達の友達としてお互いに紹介し合って、Nice to meet youのしるしにラキヤ。バルカン流のもてなしなのです、きっと。
その時の写真は撮り忘れてしまったのですが、ラキヤはやはりセルビアやボスニアの名物らしく、お土産屋さんでも普通に売られています。
おまけ・おくすり編(笑)
これは特別セルビアのブランド、というわけではないのですが、セルビアやボスニアの講師たちに話題にすると、すんなり通じるくらい普通の薬用のど飴が、このStrepsils(ストレプシル)。実際講師の中には、「なんせしゃべる仕事だから、ノドの調子悪くすることもよくあって、そういう時は結構つかうよ」という方も。
自分も旅行中盤から、たぶん現地の乾燥した空気でノドがやられて、耐えきれず薬局に行って買いました。効き目は日本で売られているものより強力そうな雰囲気ですが、自分の症状がひどすぎたのか、すぐに全快とはいかず、回復したのはほとんど帰国後でした。。。
より現地の生活感に触れられる品々
これまで紹介してきたものはすべて、現地のお店で普通に買えるもの。高級でも気取ったものでもなんでもなく、みんなが普通に食べたり飲んだりしてるものと同じもの。
物価が安いので、これらはどれも高価ではなく、普通にスーパーでつけられている値段が、日本のディスカウントストアのセール品と同じくらいか、さらに安いくらいのイメージです。
こういう、なにげない物だからこそ、セルビアやボスニアの日常がより身近に感じられるのではないかと思います。そしてこういう小さな話題こそが、例えばセルビアやボスニアの英会話講師とより通じ合えるきっかけになる気もしますね。
同じ目線に立つというか、よりリアルな形で同じ話題を共有するというか。言語はその橋渡しを助けてくれますが、学習の本質はその先にある、お互いの理解とか、そういう人間性のふれあいにあるのではないかと思えてきます。
・・・ってなんだか違う話になってますが、やっぱり五感で味わうことこそが真の体験であって、今回はその中でも、より素朴で身近な現地のテイストに焦点を当てた、そんな特集でした。
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