メタルヘッドと読む『平和の種をまく ボスニアの少女エミナ』
写真・文 横倉文子(2006) 『平和の種をまく ボスニアの少女エミナ』岩崎書店。 ボスニア紛争後からの再生のおはなし 1995年に終結したボスニア紛争のあと、首都サラエボ郊外に設立されたコミュニティーガーデンが、この本の舞台。紛争で住む家を失った11歳の少女エミナは、家族と一緒にコミュニティー・ガーデンで暮らし、野菜を作るのを手伝ったり、同じガーデンに暮らす他民族の人たちと一緒に、ちょっと大変だ […]
The World Won't Hold Your Hand
メタルとバルカン、時々オンライン英会話。だって世界は手を差し伸べてはくれないんだもの
写真・文 横倉文子(2006) 『平和の種をまく ボスニアの少女エミナ』岩崎書店。 ボスニア紛争後からの再生のおはなし 1995年に終結したボスニア紛争のあと、首都サラエボ郊外に設立されたコミュニティーガーデンが、この本の舞台。紛争で住む家を失った11歳の少女エミナは、家族と一緒にコミュニティー・ガーデンで暮らし、野菜を作るのを手伝ったり、同じガーデンに暮らす他民族の人たちと一緒に、ちょっと大変だ […]
ちょっと古くて素敵な絵本をゲットしました。 布コラージュと文・横倉文子 スケッチとエッセイ・中山豊子(1999)『ドバール・ダン なおちゃんのユーゴスラヴィアへの旅』窓社。 ユーゴスラビアでこんにちは 作者の横倉さんは、80年代に旧ユーゴスラビアのベオグラード(現在のセルビア)に滞在。この本は(おそらく)その時に製作が始まったようです。 お話の舞台は旧ユーゴスラビア。なおちゃんは初めて飛行機に乗 […]
気がつけばシリーズ化(?)してる「メタルヘッドと読むバルカン本」記事ですが、今回ご紹介するのはこれ。 絵・葉祥明 文・柳瀬房子(1998)『サニー ボスニア・ヘルツェゴビナへ―続々・地雷ではなく花をください』自由国民社。 タイトルの通り、1990年代のボスニア紛争で埋設された地雷についての絵本で、地雷撤去キャンペーンの本として、この本の収益は世界の地雷除去活動に役立てられているんだそう。 また、サ […]
今回ご紹介するのは、柴宜弘編著(2016)『バルカンを知るための66章』[第2版]明石書店。 エリア・スタディーズという、世界の国々や地域別に1冊を割り当てたシリーズの1冊で、これまでに100を軽く超える国や地域をテーマに出版されています。バルカン地域を扱う本書は通し番号で48番目。 読んだのはずいぶん前で、すでに紹介している、『セルビアを知るための60章』と同時期に読んでいたのですが、内容の記憶 […]
少し腰を据えて何かを知ろうと思うなら、ネット見るよりも良質な本を探すのがよい。 本当のところそうなのかは分かりませんが、自分は完全にそういうタイプ。本というか紙の質感や香りと、きちんと1冊の書籍として情報や知識が集約されてる点も含めて、読みながら淡々と時間を過ごすのが好きでもある。 と冒頭から何を書いてるのかと言われそうですが・・・自分がセルビアを含めたバルカン地域に本格的に興味を持ち始めて、あれ […]
今回ご紹介するのは、楽しそうなセルビア本。 吉開裕子(2016)『トランペットを吹き鳴らせ!セルビア&マケドニア ジプシー音楽修行記』共栄書房。 ジプシーあるいはロマとは?という事を詳しく書くとちょっと大変なので簡単に触れると、 確か、歴史的には遊牧民というか流浪の民というような感じでアジアやトルコ方面から渡ってきた人達で、現在では、バルカン半島の国を中心に定住している民族、という事になると思いま […]
前著、『東欧ブラックメタルガイドブック』はずっと興味を持ちつつも、結局手に取ることはなくここまできたのですが、その第2弾の本書はバルカン地域のブラックメタルも取り上げられているということで、買ってみました。 主要バンドのバイオグラフィー&解説や、15本くらいのインタビュー、各国の歴史や主要都市のガイド、様々なコラム、読めないバンド名の読み方など、理解を助ける数々の知識が詰まってます。
少し前になるのですが、オンライン英会話でセルビア料理のこと、トルココーヒーのこと、ターキッシュデライトのことなどなど、ボスニアの英会話講師と話していてその時に紹介してもらったのがこの本。 たしかこの本の出版記念イベントが日本で行われたという、セルビア語の記事のリンク(記事末尾参照)を貼ってくれて、それで知ったのがきっかけでした。 セルビア語は簡単なあいさつくらいしか知らないのでその記事内容は???でしたが、その講師は日本好きみたいで、こういうプチ情報を入手できました。感謝です。