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[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~セルビア中央西部の街ウジツェ編part1[メタルツアーも]

[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~セルビア中央西部の街ウジツェ編part1[メタルツアーも]

前回の記事では、サラエボからベオグラードに戻ってきて、ラーメン食べてまったり。セルビアに来てこれで約1週間。今日はセルビア中央西部の街、ウジツェ(Užice)へバスで向かいます。そろそろ自分が海外に絶賛滞在中って事実にも慣れてきて・・・

そう、慣れというのは恐ろしいもので、このあたりから、自分が特別な体験の最中にいるという事実も薄れてきて、写真撮るのを忘れる事態が急増。持ってる写真の限りで、あれこれご紹介したいと思います。

 

前回のお話はこちら↓

[ 聖地巡礼??]セルビア&ボスニアひとり旅~サラエボから再びベオグラード[メタルツアーも]

ついに喉が重症化・・・

心理的には慣れてきたけれど、実は体は結構ついてきておらず、イマイチ調子が良くなかった喉の様子が、ここに来てついに重症化。喉腫れてきて、夜眠ってても、ときどきゲホゲホせき込んでよく眠れず。

半分寝ながら、あぁコレ駄目だ、朝薬局探してのど飴か何かゲットしないと。。。zzz。なんて。

結局早くに目が覚めて、ネットで薬局探します。あれ、薬局ってどう検索したら良いんだっけ???

幸運な事に、このホステルのすぐ近くに、薬局が、しかも24時間営業!あるのを発見し、さっそく飛び込みます。

お店入って、「あの、喉の具合が良くなくて、そういうクスリ何か置いてます?」とお店のおば様に確認。ちょっと困った様子に見えたのは、自分が英語で話してたからかも・・・セルビア語でなくてゴメンナサイ。

↑でもでもいくつかクスリ出してくれて、買ったのがコレ。Strepsilsというたぶん定番の薬用のど飴みたいで、現地で英会話取った時に、喉痛くてって話すと、たいていこのクスリの話題になりました。「メッチャ効く」って評判でした。・・・果たして?

バスでウジツェへ移動

時間は少し戻って、ベオグラードに戻ってきた昨日。バス時間の確認もかねて、ウジツェ行きのバスチケットを前もって買っておきました。

まずはインフォメーションカウンターで、「明日のウジツェ行きのバスなんスけど、10時とか11時くらいのってあります?」と確認。自分は可能な限りきちんと尋ねたつもりだけど、少しやり取りがお互いギクシャクしてたかも。

結局11時のがあると教えてもらえたので、今度は発券カウンターで、また似たようなやり取り。アイ ウォント バイ ウジツェ イレブン とか単語で話したほうが通じる?かどうかは謎です。

↑ベオグラード発券のチケットはこんな感じで、ノヴィ・サドへ向かうときのと同じ。目的地がУжице(ウジツェ)になってます。値段は1,480ディナールで1,500円強といったところでしょうか。

 

と無事にバスチケットを入手できたところで、ウジツェ行き当日に戻ります。ホステルをチェックアウトして、ベオグラードの(もはやいつもの感)バスターミナルに向かい、朝食にピザでも頬張りながら時間まで待ちます。

そして旅のお供は朝に買った魔法の(?)のど飴、Strepsils。実際は口にしてる間と、その後しばらくは喉のキツさも収まるのですが、数時間もするとすぐぶり返す状態でした。。。

↑ウジツェ行きのバス。Zlatiborというのが、ウジツェのある地域名と思われます。一番下にちゃんとUžiceの文字も見えますね。自分にとっては初体験の2階建てバスで、2階の席をゲット。見晴らしが良くて素敵な反面、揺れるかなとちょっと心配しましたが、杞憂でした。座席は他のノヴィ・サドへの行き帰りと同じく、事実上自由席状態。

↑ベオグラードから南の方向へ進みます。ノヴィ・サドはベオグラードの北にある街で、道中は平野が広がっていましたが、セルビア南部方面に向かうと、山がちの地形になります。

途中2時間ほど走ってチャチャク(Чачак)という街で、15分くらい休憩が入りました。自分は(置いてかれるのが怖くて汗)ずっと車内にいましたが。

↑チャチャクを出発すると、さらに山深い道を進みます。ここはちょうど山の頂上付近で、ダムのようになってました。ここはちょっとメルヘンチックな風景で素敵でした。

↑チャチャクから小1時間くらいでしょうか、ついにウジツェに無事到着。たぶん定刻からは30分強の遅れでの到着でしたが、セルビアのバスは大幅に遅れたりすることも時々あるらしいので、この程度はきっと順調に着いた方、といって良いのかも知れません。

コンパクトで和やかな街

・・・実はウジツェでは現地の方にガイドして頂けるかも、という事になってて、うまくいけばこのバスターミナルに迎えに来てくれるかも、だったのですが、残念ながらこの日は都合が合わず、また明日に。

という事でとりあえずはホステルに向かいます。グーグルマップの出番です。

↑バスターミナルの写真の真後ろ。右上の看板にあるCity Beachというのは、海ではなく、ウジツェの中心部を流れる川のほとりを、そう呼んでるんだそうです。その下に書かれてるFortress(砦?要塞?)は、この時はあまり意識していませんでしたが、翌日向かうことになります。

どうやらこのあたりがウジツェの中心街らしいのですが、なんとなく歩きで十分見て回れそうなスケール感。雰囲気も和やかで、ベオグラードやサラエボ、あるいはノヴィ・サドといった比較的大きな街とはまた違った空気感です。

↑1.5kmくらい歩いて、少し上ったところにあるホステル、Eco Hostel Republic。ネットのレビューでも好評価だったのでココにしました。といっても、ここウジツェにはそれほど多くのホステルがあるわけではないのですが。

チェックインは普通どおり。パスポート見せて、滞在証明書書いてもらって、お金払って、終了。

↑今回のホステルの部屋。今回も個室ですが、トイレ・バスルーム共同で部屋にはベッドだけというシンプルさ。部屋に入って気付いたのですが、エアコンすら無し。歩いて汗かいて帰ってきた後はキツかった。夜は結構涼しくなるので、それなりに大丈夫でしたが、真夏の宿泊は・・・。

値段は2泊で6,000円くらいだったと思います(レシート行方不明><)。スタッフの方がメチャ陽気なのと、チェ・ゲバラ風(?)の内装のデコレーションが印象的な場所です。

ここで恥ずかしながら修正を。ここウジツェは第2次大戦中、ナチス・ドイツに対する抵抗運動組織パルチザンの拠点として「ウジツェ共和国」呼ばれていた時期がありました。ホステル名の「Republic」はそのことに由来しているようです。

そしてパルチザンを率いるのが共産党の指導者チトー。赤い星は共産主義のシンボルマーク、という事で、このホステルのデザインのモチーフは「ウジツェ共和国」へのトリビュート的な感じだと思われます。以上修正を。いやお恥ずかしい。

 

そういえば部屋に入ってしばらくして、部屋の鍵を受け取ってないことに気付いて尋ねると、500ディナールのデポジットで借りられる、とのこと。全く想像していないシステムでした。そしてその鍵の開け閉めが、なんかコツが要るような感じで、毎度なかなか苦労しました。。

 

ホステルの手配は↓が便利でした

ウジツェの名物たち

ホステルでいったん休憩した後は、少し街歩きに出かけます。ここウジツェに来たら、絶対に見たいI♡Uziceのモニュメントがあって、地図で場所を調べてそこへ向かいます。距離は2kmくらいなので、歩くのも問題なさそう。ということで街の様子を観察しながら向かうことにします。

↑しばらく歩いて、モニュメントまでの通り道で偶然通りかかったのが、この独特な建物。実はウジツェの名所のひとつ、Hotel Zlatiborというホテルです。なんだかSF風というか、共産圏風建築の典型?下調べでなんとなくこの存在は知っていましたが、実際見ると迫力がすごい。この街のシンボルの1つといって良いのかも知れません。

↑もう少し歩いて、川のほとりまでやって来ました。ジェティニャ川(Đetinja)という名前だそうです。ここウジツェはこの川を中心に広がる街。奥には山も見えるとおり、山に囲まれた盆地の様な地形でしょうか。個人的に、この囲まれ感が非常に気に入りました。素晴らしい。

↑そしてついに”I♡Uzice”と対面。以前ネットのどこかで画像見かけて、ウジツェに来たら絶対コレ見たい、というか、これ見にウジツェ行きたい、そんな感じだったので、ついに出会えました。ホンモノです。

川の流れる水音、綺麗な山々の風景、のどかな雰囲気、いろいろ混じりあって、最高な瞬間でした。個人的に奇跡の1枚。

↑別アンングルから。結構堂々とした佇まい。

強烈なご当地グルメKomplet lepinja

モニュメントにひとしきり感動したあとは・・・喉と咳の具合がやっぱりよくなくて、テンションも下降気味だったので、ホステルに戻りながら、ウジツェ名物のパンを買って帰ります。

↑買ってきたパン。以前に英会話講師と「ウジツェも行く予定ー」とかなんとか話してた時に教えてくれたKomplet lepinja(コンプレット レピニャ)という調理パンです。値段は250円くらいだったと思います。

パンの中に入ってるのは、カイマック(Kaymak)というミルク系クリーム、玉子、豚の脂的なもの。これらをボール状にカットしたパンの中に詰めて焼いたものがこのKomplet lepinja。訳すとたぶん、完璧な朝食、とかそんな意味になるようです。マシマシ全部乗せ、的なニュアンスもありそう。

講師の紹介によると、「ウジツェとかあのあたり独特のパンで、前にウジツェに行ったときにそれ食べたんだけど、食べるときはお腹からっぽにしてから食べたほうがいいよ。すごく極端な食べ物だから、お腹空いてない時に食べると気持ち悪くなるかも」とのこと。良くも悪くも”Get Sick”という言葉遣いが印象的でした。

たぶんウジツェのパン屋さんでは普通に売ってるようなのですが、自分が買いに行ったのはBlue Moonというちょっと専門店寄りなお店。たぶんちょっとした有名店らしいです。(写真撮り忘れました)

 

ということで、部屋に戻っていただいてみます。端の方から食べていくと、うん、塩味が効いてて脂分がジューシーで美味しい・・・けどちょっと塩辛いかな。そして食べ進めて、具(?)の多いところに差し掛かると、一気に強烈さが増してきます。凄まじく塩辛く、脂っぽい。そしてその塩辛さと脂っぽさでどんどんお腹一杯に、そして徐々に胃袋が重く・・・。まだ1/3しか食べてないのに。。講師から聞いたのは本当に本当でした。

結局本格的に気持ち悪くなる前にストップ。最終的に3回に分けて完食しました>< コレ一度で完食出来るの??Youtube観てると、たぶんこのエリアのソウルフードみたいな感じで、大人から子供までこれをもりもり食べてる様子があったりしてスゴイ。

 

このあとは喉の事もあって、部屋に引きこもってだらだらしてました。

英会話を取って「今ウジツェ~。コンプレット レピニャ食べてるけど、スゲー強烈」とかなんとか。そして少し声がかすれ始めてて、ちょっとゲホゲホ言いながら「喉変になってきててスンマセン」みたいな。

 

貴重でリアル情報源でもある講師達とは、↓でちょいちょい絡んでます

 

明日はもう1日ウジツェに滞在して、街を楽しみたいと思います。明日こそはガイドの方と上手く予定かみ合うといいな。

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