[オンライン英会話]お気に入り講師が辞めて打ちのめされた話 Part2[突然の悲劇]

[オンライン英会話]お気に入り講師が辞めて打ちのめされた話 Part2[突然の悲劇]

ボスニア出身のS”メタル”講師。音楽の趣味もセンスも人柄もサイコーで毎回レッスンを楽しみにしていましたが、ある日突然姿を消してしまい・・・

これまでのお話はこちら↓

[オンライン英会話]お気に入り講師が辞めて打ちのめされた話 Part1[突然の悲劇]

読めないバンド名

ある日のレッスンでは、S講師が紹介してくれたバンド名が発音できなくて、その流れで読めないバンド名の話に。

メタル界(?)ではバンド名の発音が不明な事はたぶんよくあることで、自分がバンド名挙げて、「発音はよくわからないけど・・・」みたいに言うと、講師も「ワタシも良く分らないけどね」みたいなことはたびたびあって、あぁそのへんは国が違っても変わらないんだなぁと。

そんな中講師が取り上げてくれたのが、Paracoccidioidomicosisproctitissarcomucosis なるメキシコのゴアグラインド。もう完全に意味不明。。。

ぱらこっちでぃお・・・・・WHAT??? I can’t say it!!

いやはや、この時ほどスムーズに英語でリアクションできたことはそれまでなかったかも知れません(苦笑)

他に紹介してくれたのはチェコのポストブラック?(自分は未聴なので・・・)の、██████。

ブラックメタル界ではちょっと有名らしいですが、全然知らなかったので、笑わせてもらいました。。

 

世界はやっぱり狭い?

またある日は、自分が発見したボスニア産メタルの話題を振ってみたり。

The Loudest Silenceという、サラエボのフィーメイル・シンフォメタルがいて、そのへんを話題にしてみたのですが、さらりと、「うんうん、Wackenに出たんだよねー。ボスニアのバンドとしては凄い成功例だと思う」って。当然のように。さすがです。

その、The Loudest Silence、ヴォーカルの感じがWithin TemptationのSharon女氏にそっくりな、まさにあのスタイルのフィーメイルシンフォ・ゴシックをやってます。

個人的なお気に入りに、Wood Nymphという、モロMother Earthの頃のWithin Temptationみたいな曲があって、その曲のリンク送ると、しばらく聴いて概要欄見たりして、

「あ~、このフルートの人知ってるよ。直接じゃないけど、友達の友達!」なんてS講師。

あぁこの当事者感です、ホント。自分は全く何者でもないというのに。。。いいなぁ。

 

他にも、セルビアのブラック・デスのBaneの話してた時は、「この前ライブ観てきたよ。ワタシらの街に来てて。」って。いろいろ聞いてると、音響があんまり良くなくて何やってるかあんまり分らなかったとか、そのせいでちょっと頭痛くなってねぇ、とか。

「でもライブの後友達と飲みに出かけたら、同じ店でBaneのメンバーも飲んでて・・・話はしなかったけど。こっちの街は狭いから」なんて。あぁ、羨ましすぎる。

 

自分はそういうバンドとの対面ってほぼ経験ないのでアレなんですが、そういう距離感、非常に憧れます。メタル界特有かは分りませんが、こういういい意味での世界の狭さ、素敵です。

カバー曲あれこれ

本ブログでもちょっと紹介した、ボスニア(今はセルビア拠点らしい)のカルトスラッシュBombarderが、RakijaというタイトルでQueenのWe Will Rock Youの呑んだくれパロディカバーをやってるのを発見して、それを講師に紹介すると、話題はたちまちお気に入りカバー曲の話に。

ちなみにRakija(ラキヤ)というのはバルカン地方で親しまれている蒸留酒で、50度くらいある強烈なやつなんだそう。地元民であるこのS講師をして、「あれは毒だわ」と言わしめる代物みたいです。

講師のお気に入りは、JornがカバーしたTarjaのI Walk Alone(本家より好きなんですって。)

とか、その前にお互いにフォークメタルがイケるって話が下敷きにあったので、EnsiferumがカバーしたGipsy KingsのBamboleoを教えてくれました。

なんでも、出だしのゴリゴリな感じと、サビの”ばんばーれーおー”のギャップが良いみたいです。自分はコレ入ってるアルバム聴いてなかったので、教えてもらって初めて聴いたのですが、ううむ、確かに。

紹介しながらちょっと、「”ばんば~れ~お~”のところが面白いんだよね」と、にこにこで歌ってみせてくれたのが、S講師とのやりとりで一番印象的な瞬間でした。いやもう、惚れそうでした(汗

自分からは、もうひとつお気に入りで、TurisasがライブでRasputinやってるのを紹介しておきました。客席左右に分けて、左右でメロディー歌合戦やらせて、その後Wall Of Deathするやつです。「あれメチャ楽しそうですよね」って。

ボスニア&バルカンメタル

そんな素晴らしすぎるメタルトークに花を咲かせる日々に、終焉が訪れようとは露知らず・・・

セルビアやボスニアのバルカンメタルバンド達について話してて、S講師はセルビアのブルデスSacramental Blood、昔ライブ観てめちゃ盛り上がったとか、

レッスン中にバンド名思い出せなくて「後で思い出したらリンク送っておくね」とレッスン終えたあと、本当に送ってきてくれたセルビアのスラッシュメタルAlitor。

「バルカン特有の要素が入ったメタルってあるの?」と尋ねて教えてくれたのが、S講師と同じ街出身のギタリストEmir Hotとか、ボスニアのプログレ・メロデスSilent Kingdom(これはちょっと有名らしい)。

他にもターボフォークの風味があるものとして、Pero Deformero、これはバルカン・ハードロックになるのかな?

そして「うーん、なんだったかなぁ。名前思い出せない。また思い出したら送っておくね」って再びレッスン後に送ってくれた、クロアチアのフォークメタル、Stribog。これはMasha “Scream”の方のArkonaとかEluveitie風なのかと思いますが、送ってくれたリンクの曲聴いて、結構ヤラれました。後で中古で発見したの買い逃したのが悔しすぎる思い出です。。

なんというか、正直なところ、「送っておくね」なんて言われても、んなの挨拶代わりに言ってるんだろうと思ってたのに、本当に送ってきてくれるのだから・・・講師の人柄には感謝しかありません。

予期せぬ幕切れ

「こんばんは、Tatsuさん。このメッセージがうまくそちらに届いてるといいのですが。あなたはワタシの常連の生徒のひとりだったので、ワタシはもうここで講師として働いていないという事を伝えたいです。何も知らせずにお別れになってしまったことを申し訳なく思います。元気でね。Rock on!」

 

・・・最後に取れたレッスンからは3ヶ月以上が過ぎていました。何度かは予約しそびれたりもして。なんとなくそんな香りがしなくもなかったのですが、ある日講師一覧ページからS講師の欄が消え、嫌な予感と共にメッセージを開くと、S講師からの最後のお知らせが。

 

あっけないもんです。最後に教えてくれたStribogサイコーだった!って伝えたかったのに。Baneの新作出たねーやったねーって話したかったのに。

なんだか数ヶ月、淡い夢を見てたかと思うような、そんな気分です。ディスプレイの向こうのボスニアのSメタル講師。現実だったのか幻だったのか。残ったのは思い出の断片だけ。あぁ。

 

別に辞めるからといってその事を生徒たちに伝える必要は必ずしも無いらしいので・・・少なくとも、最後にメッセージを残してくれたのはとてもありがたく、それこそが唯一の救いではありましたが、オンライン英会話はじめて最初のこういう出来事だったので、少なからずショックだったのは事実です。

 

いつだったか、ボスニア語のテキスト買ったよ、なんて話してた時は、笑顔で「いつかボスニア語で話できるといいね」なんて言ってくれてましたが・・・実現しそうにありません

 

思い出のひとつとして、最後に自分の返信分を晒しておきます。ちょっとクサい感じなのですが。

Hello! Teacher S! It was really shocking to hear your news that you already weren’t here… Actuary,I have been missing your class since the end of our last lesson. I’m still confusing a little,however, I believe this is a new and positive step of your life! Thank you so much for being my teacher! I never forget about amazing lessons with you and those memories are really beautiful!! It will be my treasures definitely! You are the BEST “Metal”teacher!  Never say goodbye,we’ll see somewhere and someday.

Stay Heavy \m/  HVALA!!  Teacher S!! ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗フリー画像