[メタルニュース]セルビアのエピックメタルClaymoreanが2ndアルバムにまつわる秘密の(?)エピソードを公開!!
- 2022.10.28
- Metal News
- Claymore, Claymorean, Metal News, Serbia, セルビア, メロディック・メタル
セルビアの女性Vo擁するエピック・パワーメタルClaymoreanが、彼らの2ndアルバム”Lament of Victory”のリリースから9周年を迎え、アルバムにまつわる知られざる(?)エピソードをInstagramで公開しました。
ここではその内容をご紹介してみましょう。
彼らの2ndアルバム”Lament of Victory”は、改名前のバンド名、Claymoreとして2013年10月25日にリリースされました。
当時の編成は、
- Vladimir Garčević氏(ギター・ヴォーカル)
- Dejana “Betsa” Pavlović女史(ヴォーカル)
- Goran Garčević氏(ソングライティング)
- Filip “Fill T.” Todorčević氏(ベース・バックヴォーカル)
- Marko “OceanLord” Dinić氏(キーボード)、Aleksandar “Alex Cane” Canković氏(ドラムス)
という5名。
アルバムの内容については↓記事で紹介していますのであわせてどうぞ。
記事翻訳
バンドはInstagram上で様々な興味深いエピソード&トリビアを明かしてくれています。訳すと↓の様な感じでしょうか。
9年前の今日(2022年10月25日 ※筆者注)、Claymoreとして知られる私たちの前身バンドの2ndアルバム”Lament of Victory”が、Soundage Productionsからリリースされたんだ。
いくつか面白いことがあって・・・
“Night Sky”という曲以外のすべては2004年には書かれていて、このアルバムはバンドのデビュー作のすぐ後に続くはずのものだった。しかし十分な予算がなかったことで、実際のリリースはおよそ10年後になったんだ。
カバーアートは、Dušan Marković氏がClaymoreanのために手掛けた2作目にあたる。最初に手掛けたのはClaymoreのデビュー作”The First Dawn of Sorrow”で、それはDušan氏が手掛けた最初のメタルアルバムのカバーでもあるね。
そしてこのアルバムはDejana “Betsa” Pavlović女史がヴォーカルで参加した最初のアルバムでもある。彼女の歌のスタイルは今みんなが知っているスタイルとはすいぶん違っていて・・・というのは、メインコンポーザーのVlad氏が、曲が書かれた当時のことを思い出させるようなシンフォニック要素を盛り込みたかったから。彼女は未だにこのアルバムでの自身のヴォーカルを嫌っているよ。
それからこのアルバムはBoris Šurlan氏が初めてClaymore/Claymoreanのアルバムのレコーディング、ミックス、マスタリングを手掛けた作品なんだ。そして彼が初めて自身のMidnight Studioでプロデュースを行ったアルバムでもある。彼が手掛けたオリジナルのミックスは、今みんなが聴いているものとは大きく違っていて、というのはVlad氏が大げさなリヴァーブやディレイといった”ルーミーな”エフェクトを取り除きたかったから。Boris氏は今でもこのアルバムのミックスを嫌っているね。
Claymoreがこのアルバムのレコーディングメンバーでライブをしたのは1度だけなんだ。なぜならこのアルバムのリリース後すぐに、バンドは解散状態になったから。当時としてはその状況は良い事だった。Claymoreの解散が後のClaymoreanの結成につながったし、そこからのバンドのストーリーはみんな知ってるよね。
ざっくりとした訳ですが、大意は掴めると思います。原文は↓Instagramのリンクをどうぞ。
https://www.instagram.com/p/CkIAanYIr4N/?utm_source=ig_web_copy_link
・・・確かに、このアルバム当時のDejana “Betsa” Pavlović女史のヴォーカルは果たして同一人物なのか疑問なくらいに今とは全く違うし、音作りはメタリックかつソリッドなものを目指してそうな感じもします。
一方で曲は1stアルバムのタッチにかなり近くて、1stアルバムと同時期に描かれていたというのもうなずける。
なるほどと思わず納得してしまう、知られざるエピソードを教えていただきました。勝手に感謝。
1stアルバムなどなど、彼らの作品は↓記事でも紹介していますのであわせてどうぞ。
[レビュー]Claymorean – Eulogy for the Gods (セルビア/フイーメイル・エピックメタル)
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